今回の記事は、以前サイトにアップしていた質問に対する回答のページの
リライト版になります。
発端は、読者の方からの以下の質問です。
( 以下引用 )
「 ああでもない、こうでもないとか心配事や不安が多く考えることも多すぎて毎日滅入ってしまいます。
すぐ腹が立ち自己憐憫にも陥ります。
こんなふうに思ったりするのは良くないと思っても否定的で悲観的なことをすぐクヨクヨ考えて、塞ぎ込み不機嫌になってしまいます。
どうしたら前向きな氣持ちに持っていってリスクに立ち向かう挑戦意欲を持つことが出来ますか?
また、「内省検討」とかがなかなかうまくいかないのですが……コツを教えていただけますか?」
( ここまで )
ご質問を整理してみる
ご質問をまとめると、
「何もやる気が起きず、毎日が辛い。心をうまくコントロールできない。」
――という悩みであることが分かります。
この状態に気づけているだけでも十分素晴らしいことです。
多くの人は、心の扱い方や整え方を知らず、無意識にネガティブな感情や雑念に振り回されがちです。
【ステップ1】まずは「ニュース断ち」から始める
私たちの多くは、テレビやニュース、SNSから流れるネガティブな情報にさらされ続け、無意識のうちに心が消極的になっています。
まずは「ニュース断ち」や情報からの距離を意識的にとってみてください。
これだけでも、心のベースがじわじわ整っていくのを感じられるはずです。
【ステップ2】「紙に書き出す」ことで心の整理を
心配事や不安、考え事が頭の中でグルグル回ってしまう時は、
「紙に書き出す」ことが有効です。
- 悩みや不安をそのまま紙に書く
- 書いたものを一歩引いた目で眺めてみる
これだけでも心が少し軽くなります。難しく考えず、ただ思いついたことを手を動かして書いてみましょう。
「 書くのが、面倒くさい。むしゃくしゃしてる 」なら、
紙に「 書くのは面倒くさい。むしゃくしゃする 」と書いてもよいです。
【ステップ3】悲観癖や否定的思考に陥る時は
否定的・悲観的な思考は、過去の経験や潜在意識に刷り込まれている場合が多いものです。
大切なのは、そうした自分を責めるのではなく、
「今は自分のエネルギーを補充している時期」と前向きに受け止めてあげることです。
【ステップ4】どうしても前向きになれないときは「積極的暗示法」を!
一時的な対策ではなく、根本から心を変えていきたい方には「積極的暗示法」がとても有効です。
- 寝る前の30秒~1分だけでも良いので、鏡を見ながら「私は大丈夫」「私は前向きになれる」と自分に語りかける
- 「今はエネルギーをチャージしている」「明日はもう少しだけ進めるはず」といった積極的な言葉を、自分にやさしく言い聞かせる
- できれば眉間の少し上やお腹(丹田)を意識して、深く呼吸をしながら暗示の言葉を言い聞かせると効果的です
※私なんか、あの当時の普段の私だったら絶対しないことを寝る前にやっていたことになります。
当時の私は「ナヨナヨしい」って言いますか女々しいと言いますか、卑下的と言いますか、、
自信も失いナヨっとしてたんですが、当時からしたら、らしくない体育会系のことをしていたことになります。
その瞬間( 30秒~1分 )だけは、我ながら、すごい・・
恐ろしいってくらいの氣迫で、「 お前信念強くなる 」という暗示を鏡に映った自身の顔の眉間少し上を、じっと見つめて
叩き込むというのをやりました。40日以上続けて、それ以降も、いろいろ工夫しながら、いまだに現役で、これは続けています。
( ベ-スは体育会系ではない事だけは間違いありません。どんちゃん騒ぎが苦手なインドア派です )
寝入りばなに積極的になれない場合は、なれないことに意識を向けるのではなく、
松下幸之助翁の不眠症を改善した寝入りばなの呼吸等の記事を参考に、
軽いクンバハカで
息を吸いながら「よかった」
息を吐きながら「ありがとう」
と、そっと念じることだけに集中して寝入りばなを過ごす方法もあります。
最初は演技のように感じ、白々しく感じても、毎日少しずつ続けることで、前向きな自己イメージが無意識に刻まれていきます。
【ステップ5】内省(自己観察)のコツ
内省がうまくできない時は、
「うまくいっていた時期の自分」や「自然体だった頃の感覚」を思い出すことから始めてみるとよいです。
また、できる範囲で前向きな人と交流したり、自分の興味や関心を大切にするのもおすすめです。
(※人間関係は選べないことも多いですが、「自分で変えられる範囲」に意識を向けて実践してみてください。)
まとめ
- ニュース断ちで心の環境を整える
- 心配事や不安の切り替えが難しい時は紙に書き出し、一歩引いた視点で俯瞰する
- 否定的な思考や悲観癖は「今は充電期間」と前向きに受け止める
- 毎晩30秒の積極的暗示法で無意識に前向きな印象を刻みつける
- 内省は「自然体の自分」を思い出すことから始める
どれも特別なことではありませんが、日々小さな実践を重ねることで、少しずつ心の質も変化していきます。
焦らず、できることから取り入れてみてください。