このぺージは「 誦句 」を生活の指針にし内面化しつつ向上の刺激剤にする方法について書いてみます。

 

 

「 7つの習慣 」をお読みになってるような方でしたら
価値観を明確にすることや個人の憲法に当たるような指針を書き出し
内省し自己陶冶や向上の糧にすることの重要性も腑に落ちていると思います。

 

 

ここで、自己陶冶の基本について述べるなら

 

自己陶冶の基本は、不要残留本能の攻略にかかってるでしょう。

 

ここで不要残留本能の心の働きについて噛み砕いて解説すると、
この心の働きは低級な欲求心や負の感情を指します。

 

これらの感情は、気の遠くなるような進化プロセスの灰汁(毒汁)みたいなもので
霊性が発達しつつある現代では、そぐわない・・むしろ人を不幸にする心意と言えます。

 

具体的には憎悪、嫉妬心、怒りなどが含まれます。これらの感情を抑えるのではなく、高級な欲求心や向上心に置き換えることを愉しむことが重要です。
すなわち霊性進化に反逆する不要残留本能が好む、ビクビク恐れて、くだらないことに怒って、やたらメソメソ悲しむということや不正直、不親切、不愉快は避けるということ。

 

替わりに、不要残留本能が煙たがる、高級な心意の霊性心(本心良心)が喜ぶことを意識し心がけ実行を愉しむということ。

 

すなわち、恐れず、怒らず、悲しまず、正直、親切、愉快を、先ずは意識的に実行し、それを愉しむというのが不要残留本能攻略の基本でしょう。

 

それを踏まえて

 

生活の指針にしたいピンときたものを、手帳なりに書き出すのもよいでしょう。

 

 

 

手帳には、あなたが、欲しいものや、やりたいこと、大切にしたいこと

 

こういったことを、安定打坐をした後のような無垢な気持ちで紙に書き出してると思いますが

 

 

もっと根本的な生命のあり方と言いますか、、指針も書き出しても良いということになります。

 

命のあり方の指針として参考になるのは

 

例えば

 

誦句集(黒)にもありますが誓詞というものです。

 

 

これを、言葉のフレーズ・・余韻とかを噛みしめながら先ず読み
ゆっくり時間をかけ、その言葉を自身の生命に対し、今ここで語りかけられた言葉として聴く。

 

ひとつひとつのフレーズを静かに黙唱し、言葉の余韻を味わい内面化させることを意志する。

 

コツと言うほどでもないですが眉間の奥〜背骨を意識し背骨に気を集めて
このフレーズを語りかけ、じっくり静かに沁み入れ気持ちを強くする

 

 

次に、自分に言い聞かせ語りかけている言葉のフレーズについて、左脳で、その意味を噛みしめ

 

さらに思い(想い)を巡らして気を凝らして
この暗示の言葉どおりに心が働き、この言葉が実現した場面を右脳および五感感覚を使って出来るだけ巻き込んで想像する。

 

より具体的には

 

 

現在、自分が置かれている具体的な場面で、
置かれた立場や状況で主体性を出して私に何が出来そうか。

 

その誦句の言葉に静かに耳を傾けつつ思い巡らし気持ちを強く持って右脳をフル活用し想像し沈思黙考する。

 

 

 肉体感覚や快苦に縛られた自我をして、こういう誦句を手がかりにして心を超えた純粋自己との対話をし

 

お道具の脳および心を働かせていくと

 

 感じる心をこえた自己( 氣としての吾 )とのつながりが出来て
それに応じて、どこからともなく悦びが湧き出るようになり
心身の調和を促し、やすらぎも得られやすくなるかもしれません。

 

 

そうして1日(1週間)の活動を終えた際に

 

自分が達成したいと思ってること、欲しいもの等を現実にする方法を左脳および右脳を回転させ考える時間を持つと共に

 

「思いのための種まきの時間」を設けて

 

淡々と内省的に振り返るということ。

 

 

こういうことを行うと、これだけでも簡単な自己を律する自己陶冶と心の整理になります。

 

 

ここで、正直、親切、愉快の三行を心がけ決意し断行すると、どんなよいことがあるかも述べておきます。
少しは実践の動機付けになるでしょう。

 

 

一番のメリットは、正直な行為、親切な行為、相手も自分も楽しませ愉快にさせる行為を行うことで
潜在意識の倉庫を洗う清々しいプラスの波動が生じ、潜在意識の状態を改善することに大きく貢献するというのがあります。

 

尤も、これはあくまで仮説でして

 

正直な行為、親切な行為、相手も自分も楽しませ愉快にさせる行為の三行を心がけ決意し断行することで
潜在意識の印象貯蔵庫を洗う何らかの浄化要素が生じるというのは私の仮説で口述書にも書いてませんけども。

 

ただ、全く根拠がないものではありません。

 

 

これは、インドのヨガ聖者のパラマハンサ・ヨガナンダの「人間の永遠の探求」講話14に数行(以下)だけ書いていることから
仮説を立てたものです。

 

(以下引用)

 

自分の心を汚すような事をしてはなりません。誤った行為は、マイナスの波動、
すなわち邪悪な心の波動をつくり出し、あなたの 容姿や人柄に反映します。
あなたの望んでいる良い性質を育てるような想念をたえず保持し、そのよ
うな行動をしなさい。

 

(ここまで)
誤った行為は、マイナスの波動、すなわち邪悪な心の波動をつくり出すなら、
人々の霊性の進化の足を引っ張り邪悪な行為に繋がりやすく我儘、放埓な不要残留本能が煙たがる「 正直、親切、愉快 」
この三行を心がけ決意し断行することで、潜在意識を含めた心を清々しくし洗うプラスの波動が生じると仮説することが出来ます。

 

 

何れにしろ上手く行ってる方は、よい調子です。出来る自身に感謝しながら継続されたらよいのではないでしょうか?