命令暗示を行う際の体の持ち方や鏡の有無と暗示感化力の効能差について

 

 

次に心を積極的な暗示印象と馴染みやすくし、そのエネルギ-を高める命令暗示を施す際の身体の持ち方と暗示の方法について自らの体で
じっくり時間をかけてテストしたことがありますので公開します。

 

 

 

 

 

このテストのねらいは、積極的暗示を施す際に体の持ち方や鏡の有無が心への感化に
どういう「 差 」となって顕れるかを調査したものです。

 

 

 

 

 

暗示を施した時間帯や暗示の言葉、かけた時間は、ほぼ全く同じです。

 

 

 

右に行くほど暗示感化力が高まっていることを示したグラフになります。

 

縦軸は暗示感化力が高まってるかどうかを主観的な評価をスコアにしたものでして

 

STEP2で扱ったテーマである命令暗示を施した後の1日の気持ちの揺れを数値評価したものです。

 

 

心の安定度が強くなったやり方ほど高スコアとして評価しています。

 

 

 

 

 

あくまで、個人的(主観的)体験による評価ですが、この結果によると

 

 

かけた時間はや時間帯は同じでも

 

体の持ち方´やり方´によって

 

その暗示を潜在意識が受け入れ心が暗示印象に感化される

 

「 被暗示性 」に顕著な差が出るということを体感(確認)しました。

 

 

また

 

暗示を施す際( 神経反射を調節して )クンバハカ体勢にして命令暗示を施すほうが
心も安定しやすくなるし信念渙発に大きく貢献することを示唆した結果になりました。

 

なお、 現代社会の弊害と申したらよいのか )現代人は、骨盤が後傾しているケースが大半でしょうから、
STEP3でも指摘したように
日常生活でクンバハカを絶対クンバハカ、自然クンバハカなど使い分けて実践するときに
(とりわけ絶対クンバハカを心身に施す際は)気持ち、仙骨をぐっと前に押しやって、やや胸を張る意念をもって行うとよいでしょう。

 

 

 

上の図のとおりYのケースが
´ 気持ちの持ち方を強くし心の強さを作るのに一番貢献するやり方 ´

 

という結果になったわけですが

 

 

横軸については、わかりにくいと思いますので

 

Tから順に命令暗示のやり方と感化力の程度について説明していきます。

 

 

まず最初の上図のTについては、最もスコアが低かった暗示のやり方です。

 

<Tの命令暗示の方法>は、背筋を丸めた状態で、胸を閉じ、顎も突き出て
重心が上のへっぴり腰で喉から声を出すような弱い暗示です。
( 鏡は用いてません )

 

Tの命令暗示のやり方で

 

気の抜けたような「 お前、信念強くなる・・ 」と寝る前に言い聞かせました。
( 言葉は同じです )

 

 そうして翌日の気持ちの強さや1日の気持ちの揺れを評価しました。

 

 

<Tの命令暗示のやり方を施した翌日の結果> 

 

 結論から言いますと気持ちも動揺しやすく効果は薄い( 感化力も弱い )
心の強さを感じられない1日に終わりました。

 

 

 

鏡も用いず、体の持ち方もどっしりさせず暗示も弱い( 疑念の暗雲が漂う )ものの場合

 

これだと、いくら就寝前の感化力が高まった時間帯だったとしても

 

体の持ち方、姿勢により消極的な不安・恐れ・悩み、狐疑逡巡の観念(想念)を
類似した念として周囲から集めやすく

 

自らの記憶の底から類似した観念を誘発させやすくなるものと思われます。

 

 

背筋が丸まって胸が閉じた姿勢は、呼吸も浅くなるし意識(認知)出来る実在意識に
消極的観念を浮かび上がらせてしまいやすい体の持ち方です。

 

消極的観念を浮かばせるスイッチを瞬間的に無自覚に入れてしまう。

 

体の持ち方と暗示の弱さの両方で潜在意識に到達しにくく、せっかくやっても効果が相殺されると考えられます。


 

 

 

上図のUについても、スコアが低かった暗示のやり方です。

 

<Uの命令暗示の方法>は、背筋が丸まって、胸が閉じ、顎が突き出て、重心が上のへっぴり腰ですが
丹田からの強い暗示です。
( 鏡は用いてません )

 

Uの命令暗示のやり方で

 

丹田から絞り出すような声で「 お前、信念強くなるっ! 」と強く言い聞かせました。
( 言葉は同じです )

 

 そうして翌日の気持ちの強さや1日の気持ちの揺れを評価しました。

 

<Uの命令暗示のやり方を施した翌日の結果> 

 

 Tのやり方と同様で、事柄に気持ちも揺さぶられやすく
 積極暗示を強く氣を込めて呟いても効果がやや半減するようです。
これも生き生きした心の強さをあまり感じられない1日に終わりました。

 

 

 

 

上図のVについては、「 体の持ち方 」を変えた暗示のやり方で行ったケースです。
肛門を垂直に締めて肩の力を抜いて丹田に気持ちを沈めるという身体操作を行うだけで
暗示の浸透力が高まるということを実感しました。

 

<Vの命令暗示の方法>は、胸を開いて、顎をくっと引いて、肩の力を抜いて重心を下にしつつ
肛門を軽く閉めたクンバハカ体勢の丹田( お腹の底 )からの強い暗示です。
( 鏡は用いてません )

 

Vの命令暗示のやり方で

 

丹田から絞り出すような声で「 お前、信念強くなるっ! 」
新鮮な気分を出し真剣な気分( 一瞬懸命 )で言い聞かせました。
( 言葉は同じです )

 

そうして翌日の気持ちの強さや1日の気持ちの揺れを評価しました。

 

<Vの命令暗示のやり方を施した翌日の結果> 

 

 

日常生活に波及されやすくなり、1日を過ごす際の気持ちも揺さぶられにくくなりました。
クンバハカにして暗示を施すと翌日の気分の揺れが少なく
一気に感化力が高まったように感じられました。

 

 

暗示も氣が出て強く、この姿勢制御を茶道のように丁寧に決定することで
積極的な観念を自分でも意識出来ない深い心の奥座敷から浮上させて、
やがては意識出来る観念として表面に浮かび上がらせるスイッチを
瞬間的に入れることになるものと考えられます。

 

加えて周りから似た発展的で積極的な雰囲気を集めやすくなる。

 

 

この結果から

 

クンバハカ体勢は、暗示を施す際も非常に有効なものと考えられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上図のWについては、Vのやり方よりもスコアが高まった暗示のやり方です。

 

<Wの命令暗示の方法>は、Vと同様に胸を開いて、顎をくっと引いて、肩の力を抜いて重心を下にしつつ
肛門を垂直に軽く閉め(あげ)クンバハカ体勢にして丹田( お腹の底 )からの真剣な強い暗示です。
一つだけ違うのは「 鏡 」を用いて行ったのがVと違うところです。

 

 

Wの命令暗示のやり方で

 

( 鏡を用いて )丹田から絞り出すような声で「 お前、信念強くなるっ! 」と真剣な気分で
鏡に映った自分の顔の眉間の少し上に新鮮な気を送り強い暗示印象を叩き込むように言い聞かせました。
( 言葉は同じです )

 

そうして翌日の気持ちの強さや1日の気持ちの揺れを評価しました。

 

 

<Wの命令暗示のやり方を施した翌日の結果> 

 

鏡を用いて鏡に映じた眉間の少し上に新鮮な気を送り叩き込むことで
日常生活で眉間の少し上に意識が行くようになるし心を暗示に感化させる力が顕著になるものと考えられます。
気持ちが揺さぶられ難いというのを顕著に感じることが出来ました。

 

 

上図のXについては、Wのやり方よりもスコアが高まった暗示のやり方です。

 

 

 

 

 

<Xの命令暗示の方法>は、Wと同じく鏡を用いて、胸を開いて、顎をくっと引いて、肩の力をすっと抜いて重心を下にしつつ
肛門を垂直に軽く閉め上げたクンバハカ体勢の丹田( お腹の底 )を決定して、
その体勢をとることで、自然に湧き上がる微かで静かな積極的観念の湧き上がり
( 自信の漲り )を待って、じわっと快く感じた後の言葉に敬意を払い気迫のこもった・・
背水の陣を敷いた捨て身の強い暗示を施しました。

 

 

 

 

 

Xの命令暗示のやり方で

 

( 鏡を用いて )丹田から絞り出すような声で「 お前信念強くなるっ! 」と真剣な気分で
鏡に映った自分の顔の眉間の少し上に新鮮な気を送り暗示を叩き込むように言い聞かせました。
( 言葉は同じです )

 

そうして翌日の気持ちの強さや1日の気持ちの揺れを評価しました。

 

 

<Xの命令暗示のやり方を施した翌日の結果> 

 

Wのやり方よりも、さらに気持ちが揺さぶられ難いというのを顕著に感じることが出来ました。

 

姿勢を茶道のように丁寧に決定し、クンバハカ体勢にすることで
積極的な力に満ちた内的感覚を表面意識に浮上・・自覚させ、
その感覚に包まれるようにし「 パワフルな力 」が呼び覚まされるスイッチを入れて、
かつ、その観念を意識出来るところまでゆっくり自然体で待って(15秒くらい)から、
呼び覚ました上で
( 眉間の奥から )新鮮な氣を出して有無を言わさない迫力や強烈さを出し
年季を入れて行なうようにすると、さらに効果的でした。

 

 

 

 

 

上図のYについては、Xのやり方よりもスコアが高まった暗示のやり方です。

 

 

<Yの命令暗示の方法>は、 Xと同じく鏡を用いて、胸を開いて、顎をくっと引いて、肩の力をすっと抜いて重心を下にしつつ
肛門を軽く閉め上げたクンバハカ体勢の丹田( お腹の底 )を決定して、
その体勢をとることで、自然に湧き上がる微かで静かな積極的観念の湧き上がり
( 自信の漲り )を待って

 

積極的な力に満ちた内的感覚を表面意識に浮上・・自覚させ、
その感覚に包まれるようにし「 パワフルな力 」が呼び覚まされるスイッチを入れて、
かつ、その観念を意識出来るところまでゆっくり自然体で待って(15秒くらい)から、
呼び覚ました上で言葉に敬意を払い
( 眉間の奥から )新鮮な氣を出して

 

 

ここしかない!という捨て身の迫力と覚悟で

 

「 お前、信念が強くなるっ! 」と鏡に映った自分の顔の眉間の少し上に
暗示を強烈に叩き込むように強く言い聞かせて心の振動数を高めるように努めました。
( 言葉は同じです )

 

 

 その後、この一連の所作・・丁寧にもう一度巻き戻して、きちんと振り返って反芻再現しジーーンとワクワクする感じを味わうようにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

Yの命令暗示のやり方で暗示を施し

 

そうして翌日の気持ちの強さや1日の気持ちの揺れを評価しました。

 

 

<Yの命令暗示のやり方を施した翌日の結果> 

 

Xのやり方よりも、さらに気持ちが揺さぶられ難いし、立て直しやすい・・というのを顕著に感じることが出来ました。

 

 

 

※女性の方の場合は、鏡を見た時・・このとき、口角を上げて眉根も上げ微笑みを湛えるようになさると
魅力もさらに高まってよいのではないでしょうか?

 

心の奥座敷のお掃除とともにやることで精神物理的に心が澄んで目も綺麗になるのは明らかです。
いつまでも若々しく魅力的な方は・・何某かのことをやっていると言われてますので。

 

 

※さらに、このページまでお読みのあなたに・・
 もっと倍増する方法をお教えしますね。

 

 

それは・・

 

 

●これから枕に頭をつけて寝入る直前に行う
 ※抗暗示障壁が薄く批判する気持ちも出難くなって潜在意識に積極暗示が浸透しやすいため

 

●暗示を行った後に・・1回でもやれたことを褒めて、一連のことを20〜30秒くらいかけて振り返って
清々しい喜びや満たされた感覚を再度味わいワクワク感じ切るということ 

 

 

 

たった1回であったとしても、その都度、強烈な決意(こころの熱)を込め

 

終わった後は、清々しさや満たされた頼もしい感覚、積極的な印象(頼もしい感じ)をワクワクしながら味わい

 

これで、またまた、わが生命用具の心の持つ信念の力が少しずつ強くなるんだなぁ!有難いなぁという
明るい余情・・余韻・・そういう印象を20〜30秒間かけて振り返りながら
ジーーンと沈み入れる・・これが秘訣です。

 

これをやるだけで、暗示が深いところに入り発動しやすくなります。

 

更に習慣化させるにはSTEP1やSTEP5にも述べたように簡易でも良いので記録をつけ節目をつけメリハリをつけて
段階的にやっていく
ことです。

 

 

少しアレンジした方法の指導実績もありまして

 

いろんな暗示法や能力開発法を開発していますが、その中には30秒間〜1分間やるだけで
仕事の捗り具合が全く違うという報告や以下の感想をいただいてます。

 

 

 

 

>とにかく、意識が即時で前に向き、変容しました。
>割り切りというか、とにかく必要なことは怖れず行なう
>と気持ちになっています。

 

 

> 特に先延ばししたいこと、私の場合は事務作業と、
>取引先などへの連絡なので
> す。今日試してみたら、なんとすんなり、
>遠方の取引先と1発で3件アポ取れ、
> 事務作業も進みましたよー。
> これはすごい成果です。
(Nさん)

 

>ウジウジ悩んでたのが不思議なくらい
>悩みがぷしゅーーっと消えました。
>先生の技法は実践的なのでありがたいです。
( Tさん )

 

>STEP2の意志力活性化技法を30秒〜1分やっていくだけで
>意欲と集中力が嘘のように高まってきました。
>これまでにない淡々とした心境が味わえて、
>心が自然に前向きになっています。
>「いまここ」に気持ちがおさまる感覚もあります。
( Yさん )

 

>職場でなぜか余裕をもって、いつもは言わないような発言が自然に口から出て、
>それをきっかけとして、気になっていた人間関係が良い方向へと向かい始めました。
>これは、やはりこの個別メニューのおかげだと思っています。
  ( Kさん)

 

>やりたくないことを想起中にやってみたところ、
>確かに、本当に嫌だ!という気分が抜けていきました。
>これは日常使っていこうと思います。
  (Sさん)

 

 

コツの一つは、眉間に氣を集めるということ・・

 

続けるには小さなことから実践するということ・・

 

勢いをつけていくには、記録をつけて節目ごとに実践による佳き・・成長・飛躍の兆しを探すことです。

 

こういう段階的で継続的な、じっくり気を込めたトレーニングをしていくと、あなたの大事な心が、ある出来事に揺さぶられて恐れたり、
戸惑ったりという神経反射的衝動に対して
反射的に、ずっとクンバハカ体勢を取れるようになります。
これが出来るようになるだけでも仕事を含めた日常生活の対応が、これまでと雲泥に違ってきますから。

 

さらに進歩を急速にしたい方は「 成功の実現 6章」を熟読し心でも身体でもない自己に感謝すること
この大きな自覚のもとで

 

鏡の暗示を施す際に、少しだけ時間を取って自己<SELF>にお礼や深甚の感謝をするとよいのかもしれません。

 

この発展形が古神道の自霊拝という事になるのかもしれない。

 

自霊拝については宗教的になるので扱いませんが、ご自身で研究ずることも出来るかもしれません。